2-B05 人体3Dモデルをオフセットして自動生成したTシャツの3Dプリント手法
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2-B05 人体3Dモデルをオフセットして自動生成したTシャツの3Dプリント手法
小林 直生(慶應義塾大学),鳴海 紘也(慶應義塾大学)
織りに代表される従来の服作りは,平面的な布のパターンを裁断・縫製して立体的な衣服を作り上げる2D to 3Dのプロセスに依存することが多い.しかし,衣服を着ることになる人体は3D形状であるため,2Dのパターンから始めるデザインプロセスには最終的な意匠を予測する技術や経験が求められる.そこで我々は,3Dスキャンにより取得した人体の3Dモデルを入力として,鎖帷子状の衣服3Dモデルを自動生成し,3Dプリンタにより製造する3D to 3Dの設計・製造プロセスを目指す.本稿ではその準備段階として,ZOZOMETRYによって取得した人体の3Dモデルをリメッシュし,そのメッシュをオフセットすることでTシャツの3Dモデルを自動生成した.また,生成されたTシャツのモデルを1/8スケールに縮小し,Selective Laser Sintering(SLS)方式の3Dプリンタにより実際に印刷した.